現在の米国コイン市場は、1970年〜90年代初頭の投資家ベースの市場からコレクターベースの市場への10年にわたる移行を終え、コイン市場が長い眠りと価格下落のスパイラルから目覚めた2003年から2004年の時期を彷彿させます。
2000年代は株式、不動産、美術品、希少なコインなど、投機的なものへの投資で大きな利益を上げていましたが、その後の金融危機でストップしてしまいました。
最近では膨大な量の景気刺激策がアメリカ経済に注入されており、オルタナティブ(株式や債券以外)で具体的な投資への関心が高まっていますが、これはアメリカコイン市場にとって良いニュースです。
人気の高いモルガン・ダラー・シリーズなどではすでに価格が大きく上昇しており、ハイグレードなレア・コインのオークション結果も最近は好調です。
複数のトップレアリティが1,000万ドルの大台に乗りそうな勢いなので、今後数年間はレアコインの価値が上がることが期待されます。
いくつかの有名な稀少コインが百万ドル(1億円以上)で売られ始めると、価格レベルが驚くべき新記録に達し、コイン市場に宣伝効果をもたらし、低価格のコインも一緒に高価格に引き上げるという舞台が用意されています。
弊社が取り扱います米国稀少コインは全て米国の二大鑑定機関【PCGS社】【NGC社】による鑑定済みコインです。
両社の鑑定は米国のみならず日本を含む全世界のコイン市場から支持を受けており、安心して購入できます。
両社の鑑定コインには70段階の品質グレードが与えられています。
両社のサイト上でコインケースに記された鑑定番号を入力するだけで簡単に種類、グレード、現在の市場価格を知ることができますので、”ぼったくり価格”で購入させられてしまう心配もありません。
実際、米国のコイン市場ではコインの状態をチェックしなくても、【PCGS社】【NGC社】の鑑定グレードだけで売買取引が成立する程、両社の鑑定には絶対的な信頼があります。
稀少コインは歴史的な美術品としての一面もあり、コイン自体の金属の価値を遥かに上回る価格で取引されています。それ故、贋作も少なからず流通しており、他の美術品同様、大損をしてしまう可能性があります。
しかし、【PCGS社】【NGC社】鑑定コインは真正であることが保証されておりますので贋作かどうか悩まずに購入することができます。
現物資産ならば、わざわざ稀少コインを買わなくてもウイーン金貨や地金を購入すれば良いのではないか?と思われる方も多いと思います。
稀少コインと地金型金貨との大きな違いは価格です。同じ1オンスでも地金型コインは1枚約20万円(金価格1g=6,000円の場合)であるのに対し、稀少コインには20万円台から数千万円のバリエーションがあります。
例えば、1,000万円分のコインを購入したい場合、地金型金貨は50枚購入する必要があるのに対し、稀少コインであれば1枚で済みます。
もし、お住まいの地域で災害による避難指示が発令された場合、貴方は地金型金貨50枚を持って避難するか、或いは家の金庫に残して火事場泥棒の心配をしながら避難所生活を続けなければなりません。
鑑定済稀少コインは名刺サイズのケースに封入されていますから、誰にも知られずポケットに忍ばせておくことが可能です。
稀少コインは地金型金貨と比較して数倍、数十倍以上の価格で取引されています。
なぜ、昔のコインにそのような高い値段がつくのでしょうか?
その理由は、コインコレクター(収集家)の存在にあります。
コレクターによって稀少コイン市場が支えられていると言っても過言ではありません。そして、世界で最も熱心なコインコレクターを有し巨大なコイン市場を有する国こそが米国なのです。
1792年に造幣局が設立され自国通貨の鋳造が開始された米国では、1800年代には既にコインを収集する愛好家が存在していたそうです。その後も順調にコイン市場は成長し、現在は年間約40億ドル(約4,400億円)の市場規模となっています。
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市場規模が大きければ流動性も高くなり、より高い価格で買ってくれる購入者も見つけやすくなります。もちろん、急に現金が必要になった場合でも多くのディーラーは即金で買い取りをしてくれます。
特に世界で最も裕福な国である米国には、資金に余裕のあるコレクターが多く存在します。
そして、米国のコインコレクターが最も興味を持つのは他所の国ではなく自国のコインなのです。
皆様が最も興味のある話だと思いますが、コインは本来、コレクションをして楽しむものであり、投資目的での資金が市場に流入しても、価格上昇は一時的なものでバブル相場で終わることが多い傾向があります。
仕手株のように特定のコインの購入を煽り、価格を釣り上げる行為もあるようですが、早晩、元の鞘に収まります。
米国稀少コインでも過去にバブル相場が発生したことがあります。
上のグラフはPCGS社のサイトで公開されている米国コインの市場価格ですが、1989年を頂点に価格が急騰・暴落していることが分かります。
このバブル相場はPCGS社、NGC社が鑑定サービス開始した当時(PCGS社1986年、NGC社1988年)、誇大な宣伝によって鑑定済コインの需要が急増したものの鑑定作業が追いつかず、価格が急騰することにより発生しました。
しかし、鑑定済コインの流通が増えるに従って今度は供給過剰状態となり、価格が急落、バブル終焉となった訳です。
その後、暫くは横ばい状態が続きますが、2000年頃から米国が好景気となるにつれコイン市場に再び資金が流入し価格も上昇しています。しかし、投資目的のコインブームは長続きせず価格が下落し現在に至ります。これは、米国コイン市場がコレクターベースの健全な市場に戻っていることを意味します。
価格の上昇が続くと、コレクターはコスト的な問題で収集が困難になり、コレクションを売却して市場を離れます。
彼らは、加熱した市場を外から傍観していますので、買い手不在となり市場は縮小し元の相場に戻ります。そして投資家が去った後に、安く購入出来る時を待っていたコレクターが再び戻ってくるのです。
現在の米国コイン市場は、政府の積極的な財政政策、インフレの懸念、コロナ渦での巣籠もりによる消費嗜好の変化により上昇基調に入っています。
この傾向はまだ当分続くと思われ、今が米国稀少コインに投資する良いタイミングであると言えます。
弊社では数万円から1,000万円超まで、ご予算に合わせた米国コインのご紹介を行っております。
米国稀少コインに少しでも興味を持たれた方は、お気軽に弊社までお問い合わせ下さい。
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