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日本のアニメーション制作資料をヘリテイジオークションに出品

2020.09.20

日本のアニメーション制作資料をヘリテイジオークションに出品

世界第3位の規模を誇る米国ヘリテイジオークションに、日本のアニメーション制作の現場で実際に使用された絵コンテ及び台本を出品いたしました。
同オークションにセル画を除く日本のアニメ制作に関係する資料が出品されるのは初のことだと思われます。



今回出品したのは、竜の子プロダクション(タツノコプロ)が1983〜1984年に制作した「機甲創世記モスピーダ」第21話の絵コンテ及び第10話、第11話の台本です。

機甲創世記モスピーダは、超時空要塞マクロス及び超時空騎団サザンクロスの2作品と共にアメリカで「Robotech」という一つのアニメ番組として放映され、大人気を博しました。Robotechはカナダや南米、ヨーロッパ、ロシアなどでも放映されたため世界的にも認知度が高く、実際、来日中の外国人とRobotechの話題で話が盛り上がることもあるようです。


第21話「愛しのアルペジオ」絵コンテ
絵コンテ担当 又野弘道氏の名字が記されています。





絵コンテの中身



所々スタンプが押印されています。これは、色指定担当者が監督らとの打ち合わせで、色指定を確認した旨の記しを意味します。
ネットオークションでカラーコピーの絵コンテが出品されていることがありますが、このスタンプを確認することによって、オリジナルかカラーコピーかの判断をすることができます。



絵コンテに直接色コードが書き込まれる場合もあります。

 


第10話「戦場の鎮魂歌(レクイエム)」台本
脚本 康村諒氏の氏名が記されています。



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第11話「遠い希望のララバイ」台本
脚本 並木敏氏の氏名が記されています。



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